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京都国立博物館 メールマガジン 第65号 2011年10月3日
配信日時:2022/02/22 21:43
京都国立博物館 メールマガジン 第65号[KNM:0065]

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あの細川家が京都に帰ってくる

 細川家というと皆さんは何を思い浮かべますか。
まずは熊本藩主という言葉ではないでしょうか。ところがこの細川家、京都との
ゆかりがきわめて深く、初代の藤孝が織田信長のもとで頭角をあらわし、
繁栄の基礎を築いたのが、長岡京市の勝龍寺城にいた時期なのです。
もともと細川家は、清和源氏の流れをくむ足利氏の一族でした。室町幕府三管領家の
ひとつとして活躍した京兆家からみると、本展の主人公たる細川家は傍流にあたります。
いくつかの系統に分かれる細川家ですが、他家が戦乱の時代で勢力を失っていくなか、
当家は巧みなバランス感覚で乗り切り、信長、秀吉、家康とつづく激動の時代を
生き抜きました。一方で、初代藤孝は歌人としても著名で、息子の二代忠興も、
利休七哲のひとりに数えられる茶人でした。
まさに「文武両道」を地でいく戦国大名であったといえるでしょう。
それを物語るヴァラエティ豊かな宝物の数々が、この秋京都に帰ってきます。

(学芸部 連携協力室  淺湫 毅)

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【まもなく開催の展覧会】

[特別展覧会]

細川家の至宝─珠玉の永青文庫コレクション─

平成23年10月8日(土)~11月23日(水・祝)
会場:特別展示館
東京・目白の永青文庫は、旧熊本藩主であった細川家の宝物を護り伝えるために
設立されました。歴代当主ゆかりの品々に、近代以降あらたに収集したものが加わり、
総数は8万点を超えます。そこから厳選された至宝の数々は、「文武両道」
細川家の歴史をまさに体現するものといえるでしょう。

*関連イベント*
文化大使・竹下景子さんと行く
特別展覧会「細川家の至宝-珠玉の永青文庫コレクション」観覧ツアー
日時:11月10日(木) 18時00分~20時30分
場所:京都国立博物館
   ハイアット リージェンシー 京都
会費:2万5千円
閉館時間後に、特別に展覧会場へご案内し、研究員の解説とともに展覧会を
たっぷりご堪能いただきます。その後は、七条通を挟んでお向かいの
ハイアットリージェンシー京都へ場所を移し、豪華ディナーとなります。
展覧会の図録もついた特別な観覧ツアーです。ぜひご参加ください。
申込方法等詳細は、以下をご覧ください。

http://www.kyohaku.go.jp/jp/kouza/etc/kanran-tour201111.html


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【土曜講座】


事前申込制となっております。定員になり次第受付を終了します。
【時間】13時30分~15時【定員】190名【聴講料】無料
【会場】京都女子大学J校舎5階J525教室
すべて特別展覧会「細川家の至宝-珠玉の永青文庫コレクション-」関連講座です。

○平成23年10月15日(土) 
タイトル/「永青文庫の歴史とコレクション」
講 師/永青文庫学芸員 三宅秀和

○平成23年10月29日(土)
タイトル/「コレクター細川護立-日本近代美術の視点から」
講 師/東京文化財研究所企画情報部文化形成研究室長  塩谷純 

○平成23年11月12日(土)
タイトル/「細川氏と永源庵-永青文庫の古文書-」
講 師/京都国立博物館研究員 羽田聡 

○平成23年11月19日(土)
タイトル/「永青文庫の中国彫刻-コレクションをめぐる人々-」
講 師/京都国立博物館主任研究員 淺湫毅 

申込方法・会場へのアクセス等の詳細は以下のPDFでご確認ください。
PDF版→http://www.kyohaku.go.jp/jp/pdf/kouza2011-10_11.pdf


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【今後の展覧会】

[特別展覧会]
中国近代絵画と日本
平成24年1月7日(土)~2月26日(日)
会場:特別展示館
中国の近代を中心に活躍した呉昌碩、斉白石、高剣父、徐悲鴻等の絵画作品を、
当館が近年受贈した須磨コレクションを中心に展示し、その多彩な展開を追います。
西洋の近代物質文明の衝撃は、旧態依然とした中国の社会全体を揺さぶり、
変革を促しました。近代画壇における改革のリーダーとなった陳師曾、高剣父、
徐悲鴻等は日本との関係が深く、中国絵画の近代化に果たした日本の役割は決して
小さくありません。この展覧会をとおして近代における日中文化交流の一面を
ご理解いただければ幸いです。


[特別展覧会]
王朝文化の華-陽明文庫名宝展-
平成24年4月17日(火)~5月27日(日)
会場:特別展示館
五摂家の一つである近衞家に伝えられた典籍・古文書などを収めている陽明文庫の
名品を一堂に展示します。藤原道長自筆の国宝「御堂関白記」や重文「藤原忠通書状」
などの歴代の名宝、国宝「倭漢抄」下巻や国宝「大手鑑」などの名筆を含む、
国宝8件・重文60件を中心に、これまでにない規模の特別展覧会となります。


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平成23年度年間スケジュール
表面
http://www.kyohaku.go.jp/jp/tenji/korekara/pdf/H23omote.pdf
裏面
http://www.kyohaku.go.jp/jp/tenji/korekara/pdf/H23ura.pdf


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【南門施設のお知らせ】

「細川家の至宝―珠玉の永青文庫コレクション」展開催中は、下記のとおり営業いたします。
<営業時間>
南門インフォメーション、ミュージアムショップ「京都便利堂」
→9時30分~18時00分  (金曜日は)9時30分~20時00分
カフェ「からふね屋」
→9時30分~18時00分  (金曜日は)9時30分~20時00分
<定休日>
月曜日

全館休館期間中は下記のとおり営業いたします。
<営業時間>
南門インフォメーション、ミュージアムショップ「京都便利堂」
→9時30分~17時00分
カフェ「からふね屋」
→9時30分~17時00分
<定休日>
月曜日

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【全館休館について】


 京都国立博物館は、平常展示館建替工事に伴い、当分の間平常展示を
休止し、特別展覧会期間中のみ開館となります。
全館休館の予定は下記の通りです。
また、工事車両通行に伴う安全上の観点から、「西門(正門)」を閉鎖しております。
来館者の皆様の入退館は、南門(七条通り側)からとなります。
ご来館の皆様にはご不便、ご迷惑をおかけいたしますが、
ご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

平成23年 8月29日(月)~     10月 7日(金)
平成23年11月24日(木)~平成24年 1月 6日(金)
平成24年 2月27日(月)~      4月16日(月)


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【お知らせ】


●京都国立博物館の情報をラジオでお知らせします!
 FM COCOLOの「AFTERNOON DELIGHT」にて、毎週木曜日14:25から15分間、
 京都国立博物館のコーナーが放送されています。
 展覧会の見所や博物館のよもやま話など、ここでしか聴けない話が満載です。

●京都ミュージアムズ・フォー
 博物館・美術館連携協力する組織として、「京都市内4館連携協力協議会」が
 平成21年度に発足しました。
 4館が展開する連携事業の名は「京都ミュージアムズ・フォー」。
 「京都」をキーワードにして、春夏秋冬、各館の講座をつないでいきます。
 詳細はこちら→
 HP版→http://www.momak.go.jp/m4/index.html  
 平成23年度パンフレット(連携講座/主な展覧会スケジュール)
 PDF版→http://www.momak.go.jp/img/2011/m4/m4pamphlet2011.pdf




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私たちは、平成23年国民文化祭の京都開催を応援しています。

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