京都国立博物館 メールマガジン 第181号 2021年4月19日
明日から特別展「鑑真和上と戒律のあゆみ」の後期展示となります。
後期展示作品はこちら↓からご確認いただけます。
出品一覧(PDF) https://www.kyohaku.go.jp/jp/special/pdf/2021_ganjin_list_0317-2.pdf
展示は5月16日まで!
※なお本展覧会は予約制ではございません。
Twitter等で混雑状況をご確認のうえ、どうぞお越しください。
※開館時間は通常より早く、9:00~17:30(入館は17:00まで)です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ お知らせ ━━━━━
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 新型コロナウイルス感染症の感染予防・
拡大防止のためのお願い ‥‥‥‥+
ご来館の際は、新型コロナウイルス感染予防・拡大防止対策にご理解とご協力
賜りますようお願い申し上げます。
詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/onegai/infection-prev.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 明日から開催の特別展 ━━━━━
+‥‥‥‥ 凝然国師没後700年 特別展 鑑真和上と戒律のあゆみ ‥‥‥‥+
鑑真(がんじん 688~763)は、中国・唐時代の高僧で、律の大家として尊敬
を集めました。しかし、日本での戒律の整備を目指していた聖武天皇の意を受
けた日本僧・栄叡(ようえい)、普照(ふしょう)より懇請され、その地位を
なげうち、五度の日本への渡航失敗と失明をものともせず、天平勝宝5年(753)、
6度目にしてようやく日本の地を踏みました。その後、唐招提寺を拠点に、中国
正統の律の教えを日本に定着させ、日本仏教の質を飛躍的に高めました。
律とは僧侶のあるべき姿を示し、戒とは僧俗の守るべき倫理基準です。戒律を
学ぶことは、僧侶とは何か、仏教とは何かを問い直すことでもあり、日本が
社会変動を迎えるたびに、幾多の名僧が戒律に注目し、仏教の革新運動を起こ
しました。特に、鎌倉時代には、唐招提寺の覚盛(かくじょう 1194~1249)、
西大寺の叡尊(えいそん 1201~1290)、泉涌寺の俊芿(しゅんじょう
1166~1227)をはじめ、没後700年を迎える凝然(ぎょうねん 1240~1321)
などの英傑が登場し、戒律の精神にもとづき社会福祉事業などを行い広範な
支持を集めました。そして、安定社会に見える近世においても、明忍(みょう
にん 1576~1610)や慈雲(じうん 1718~1805)などによって重要な律の
復興運動が展開されました。
本展では、日本仏教の恩人と言うべき鑑真の遺徳を唐招提寺に伝えられた寺宝
によって偲ぶとともに、戒律のおしえが日本でたどった歩みを、綺羅星のよう
な名僧の活躍と関係諸寺院の名宝を綴ることでご紹介します。
【会 期】2021年3月27日(土)~ 5月16日(日)
前期展示:2021年3月27日(土)~4月18日(日)
後期展示:2021年4月20日(火)~5月16日(日)
※一部の作品は上記以外にも展示替を行います。
【会 場】平成知新館
【休館日】月曜日
※ただし5月3日(月・祝)は開館、5月6日(木)休館
【開館時間】9:00~17:30(入館は17:00まで)
※夜間開館は実施しません。
【観覧料】一 般 1,800円
大学生 1,200円
高校生 700円
詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/special/index.html
展覧会公式サイト
https://ganjin2021.jp/
━━━━━━━━━━━━━━━━ 特別展 関連イベント ━━━━━━
●記念講演会「鑑真和上とゆかりのみ仏たち」
【日 時】2021年5月8日(土) 13:30~15:00
【会 場】平成知新館 講堂
【定 員】100名
【料 金】聴講無料(ただし本展覧会の当日の観覧券が必要)
【講 師】淺湫 毅(京都国立博物館 上席研究員)
【参加方法】
当日9:30より、平成知新館1階グランドロビーにて整理券を配布し、定員に
なり次第、配布を終了します。
●シンポジウム「日本における梵網経と菩薩戒思想の問題」
【日 時】2021年5月9日(日)12:30~16:45(受付12:00~)
【会 場】平成知新館 講堂
【定 員】80名
【料 金】無料(ただし本展覧会の当日の観覧券が必要)
【参加方法】当日12:00に直接平成知新館 講堂までお越しください。(先着順)
【プログラム】https://ueno-zaidan.or.jp/guide_2021.html
【主 催】公益財団法人仏教美術研究上野記念財団、京都国立博物館
━━━━━━━━━━━━━━━━ おうちで楽しむ京博 ━━━━━━
ご自宅でも展示を楽めるようなコンテンツを用意いたしました。
https://www.kyohaku.go.jp/jp/oshirase/post_200515.html
●京都国立博物館だより 2021年4-6月号(210号)PDF
https://www.kyohaku.go.jp/jp/kankou/haifu/pdf/tayori210.pdf
●よみものweb「舎利と謎の土製品」(京都国立博物館 主任研究員 末兼 俊彦)
https://www.kyohaku.go.jp/jp/kankou/haifu/yomimono_data/0110.html
●特別展鑑賞ガイド「戒律と鑑真さん」PDF
日本語版 https://www.kyohaku.go.jp/jp/culture/fun/2021_kairitsu_guide_ja.pdf
English https://www.kyohaku.go.jp/jp/culture/fun/2021_kairitsu_guide_en.pdf
Chinese https://www.kyohaku.go.jp/jp/culture/fun/2021_kairitsu_guide_zh-s.pdf
Korean https://www.kyohaku.go.jp/jp/culture/fun/2021_kairitsu_guide_ko.pdf
●京都国立博物館へようこそ!PDF(2021年4月1日発行)
https://www.kyohaku.go.jp/jp/culture/fun/knm-guide_2021.pdf
●トラりんブログ「虎ブログ」
今月末頃、更新予定!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━ これからの展覧会 ━━━━━━
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 2021年度 年間スケジュール ‥‥‥‥+
https://www.kyohaku.go.jp/jp/img/kankou/schedule_2021_ja.pdf
+‥‥‥‥‥ 特別企画 オリュンピア × ニッポン・ビジュツ ‥‥‥‥+
本展は、多神教を奉じた古代ギリシア世界と、日本の信仰風習とを対比させな
がら、当館収蔵の名品をお楽しみいただく企画です。
オリュンピアは、ギリシアの神々を統べる主神ゼウスを祀る特別な神域でした。
そのオリュンピアで4年にいちど開かれる競技大会は、ギリシア全土に知られ
た重要な祭典でした。選手たちは、栄誉のために心身を鍛えあげ、神前に臨み
ました。ひとたび勝利すれば、連日の祝宴に酔いしれ、自身の肖像を神域に
奉納する権利を手にし、地元では生涯にわたって好待遇を得ました。日本でも
神々を祀り、神前で技を競い、心身を鍛えて、勝利を祝い、神々とともに宴を
楽しみました。
日本美術の初心者にも上級者にも思いがけない発見の場となり、古代オリン
ピックに親しむ機会ともなれば幸いです。
【会 期】 2021年6月5日(土) ~ 7月4日(日)
【開館時間】9:30~17:00(入館は16:30まで)
【休館日】 月曜日
【会 場】 平成知新館2F・1F
詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/project/olympia_2021.html
+‥‥ 特別展 京(みやこ)の国宝―守り伝える日本のたから― ‥‥‥‥+
至高の文化財を数多く守り伝えてきた、山紫水明の古都、京都。本展では、
京都の自然や文化が育んだ国宝、京都とゆかり深い皇室の名宝などを多数展示し、
いにしえ人の美意識や歴史に触れつつ、私たちの社会と文化財の大切なつながりを
紐解きます。あわせて、調査研究や防災、修理をはじめ、文化財の継承に欠かせ
ない様々な取り組みも紹介します。
【会 期】 2021年7月24日(土)~9月12日(日)
前期展示:2021年7月24日(土)~8月22日(日)
後期展示:2021年8月24日(火)~9月12日(日)
※一部の作品は上記以外にも展示替を行います。
【会 場】 平成知新館
【休館日】 月曜日
※ただし8月9日(月・休)は開館、10日(火)休館
【開館時間】9:00~17:30(入館は17:00まで)
※夜間開館は実施しません。
【観覧料】一 般 1,600円
大学生 1,200円
高校生 700円
※本展は、新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡大防止のため、
事前予約優先制を導入します。予約不要の「当日券」を会場にて""若干数""
ご用意しますが、「日時指定券」をお持ちの方優先でご入館いただきます。
日時指定券は6月1日(火)よりローソンチケットで発売予定です。
詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/special/korekara/miyako-kokuho_2021.html
展覧会公式サイト
https://tsumugu.yomiuri.co.jp/miyako2021/index.html
+‥‥ 特別展 畠山記念館の名品─能楽から茶の湯、そして琳派─ ‥‥‥‥+
荏原製作所の創業者である畠山一清(はたけやまいっせい、号:即翁<そくおう>)
が収集した美術品を収蔵する畠山記念館。本展は改築工事のため長期休館中の同館
コレクションのなかから、茶道具を中心とする日本・中国・朝鮮の古美術の名品を
紹介します。即翁が愛蔵した茶道具には「即翁與衆愛玩(そくおう よしゅうあいがん)」
の蔵印が用いられており、その言葉は自らが蒐集品を独占するのではなく、多くの人と
共に楽しみたいとの即翁の想いが込められています。即翁の美意識と彼の愛した
古美術の世界を共有できるまたとない機会です。
【会 期】 2021年10月9日(土)~12月5日(日)
※会期中、一部作品の展示替を行います。
【会 場】 平成知新館
【休館日】 月曜日
詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/special/korekara/hatakeyama_2021.html
展覧会公式サイト
https://hatakeyama2021.jp/
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