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京都国立博物館 メールマガジン 第177号 2020年12月18日
配信日時:2022/03/02 11:16
京都国立博物館 メールマガジン 第177号 2020年12月18日

京博では明日12月19日(土)から名品ギャラリー(平常展示)を再開します。
新春特集展示「丑づくし」、特別企画「文化財修理の最先端」もいよいよ開幕。
国宝・重要文化財ぞろいの豪華なラインナップで皆さまをお迎えいたします。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ お知らせ ━━━━━

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 年末年始休館のお知らせ ‥‥‥‥+

京都国立博物館は、2020年12月28日(月)から2021年1月1日(金・祝)まで
全館休館となります。新年は1月2日(土)から開館いたします。



+‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 新型コロナウイルス感染症の感染予防・
                 拡大防止のためのお願い  ‥‥‥‥+

ご来館の際は、新型コロナウイルス感染予防・拡大防止対策にご理解とご協力
賜りますようお願い申し上げます。

詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/onegai/infection-prev.html


━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 明日から開催の展示 ━━━━━

+‥‥‥‥‥‥‥ 新春特集展示 丑づくし─干支を愛でる─ ‥‥‥‥+

牛(丑)と人類のつき合いは古く、約1万年前から犬・山羊・羊・豚に
次いで家畜化されました。古代中国の漢代では富の象徴として表現され、
古代東アジアでは 十二支の一つになります。
日本には古墳時代に伝来し、牛耕や運搬などが本格化した平安時代には
神の使者や乗り物としても表現 されます。中世には農村風景の一部となり、
神仏とも 結びついて庶民にも信仰が拡がりました。
一方、古代・中世の禅宗では、悟りの世界を象徴する存在として描かれ、
江戸時代以降には溢れる生命力などの表現も生まれました。


【会 期】2020年12月19日(土) ~ 2021年1月31日(日)

【開館時間】9:30~17:00(入館は16:30まで)
      ※夜間開館は実施いたしません。

【休館日】月曜日(2021年1月11日(月・祝)は開館)
     2020年12月28日(月)~2021年1月1日(金・祝)
     2021年1月12日(火)

【会 場】平成知新館1F-2

詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/project/ushi_2021.html


+‥‥‥‥ 文化財保存修理所開所40周年記念 特別企画
                   文化財修理の最先端 ‥‥‥‥+

京都国立博物館文化財保存修理所は、指定文化財を安全に修理することを
目的とし、1980年7月に設置されました。 公営修復施設としては日本で
初めてのものであり、2020年には開所40周年を迎えました。
これを記念し、近年の修復成果の中でも新発見をともなう、特に注目され
る作例を厳選し、展示いたします。

【会 期】2020年12月19日(土) ~ 2021年1月31日(日)

【開館時間】9:30~17:00(入館は16:30まで)
      ※夜間開館は実施いたしません。

【休館日】月曜日(2021年1月11日(月・祝)は開館)
     2020年12月28日(月)~2021年1月1日(金・祝)
     2021年1月12日(火)

【会 場】平成知新館2F・1F-1、3~5

詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/project/conservation_2020.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━ イベントのご案内 ━━━━━━

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 京博の新春イベント2021 ‥‥‥‥+

◆新春大念佛狂言
新年にふさわしい明るく楽しい演目を、解説を交えながらお送りします。
【日 時】 2021年1月10日(日)
      11:00~12:00、14:00~15:00
      (2回公演・演目は各回共通・開場は各回30分前から)
【演 目】 寺譲り
【出 演】 千本ゑんま堂大念佛狂言保存会
      狂言解説:宮田勝行
      師匠坊:戸田義雄、沙弥:堀切義郎、傘借り:嶋秀人
      馬借り:小島偉生、おなあ:岩見正樹
【会 場】 平成知新館 講堂
【定 員】 各回100名(予定、全席自由席、完全入替制)
【参加方法】当日10:00より平成知新館1階にて各回の整理券を配布します。
      (おひとり様1枚。定員になり次第、配布終了)
【参加費】 無料(ただし、当日の観覧券等が必要)

詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/event/etc/2021_newyear.html


+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 留学生の日 ‥‥‥‥+

京都国立博物館では、留学生の方々に日本文化への理解を深めていただく
ため、「留学生の日」を設けています。
留学生の方は、学生証をご提示いただくと、無料で名品ギャラリーを
ご覧いただけるほか、2つの特典を用意しています。
留学生の方は、この機会にぜひご来館ください。


【日 時】 2020年12月23日(水) 9:30~17:00(入館は16:30まで)
【ご注意】 入館の際に学生証をご提示ください。

詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/event/etc/20201223_foreign.html

>English
Cultural Exchange Day for Foreign Students, December 23, 2020
https://www.kyohaku.go.jp/eng/oshirase/post_201104-1.html


+‥‥‥‥‥‥ 京都・らくご博物館【冬】~早春寄席~Vol.58 ‥‥‥+

笑う門には福来る。桂塩鯛さん、桂団朝さん、桂よね吉さん他陽気な噺家が
冬の凍えを溶かします。寒い季節こそ落語で笑ってあたたまりませんか。
事前予約制ですので、どうぞお早めにお申し込みください。

【日 時】 2021年2月26日(金) 18:00開場/18:30開演
【会 場】 京都国立博物館 平成知新館 講堂
【料 金】 一般:3,200円(税込)
      ※全席指定・名品ギャラリー無料観覧券付
      ※キャンパスメンバーズの学生は、学生証提示により2,600円(税込)

チケットのお求めなど詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/event/rak/vol58.html



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 土曜講座 ━━━━━━

毎週土曜日の午後、展覧会や展示作品に関連した講座を行っています。


○1月16日(土) 
 新春特集展示「丑づくし─干支を愛でる─」関連講座
「丑づくし―牛と日本人―」
 古谷 毅(京都国立博物館 研究員)

○1月23日(土)
 特別企画「文化財修理の最先端」関連講座
「日本の文化財修理120年」
 森 道彦(京都国立博物館 研究員)

○1月30日(土)
 漆工展示室「漆器を守り伝える―修復の成果―」関連講座
「漆器の修理ってどんなん?」
 北村 繁 氏(漆芸家)× 永島 明子(京都国立博物館 教育室長)


【時 間】 13:30~15:00
【会 場】 平成知新館 講堂
【定 員】 100名
【聴講料】 無料(ただし、当日の観覧券等が必要)

当日12:00より、平成知新館1階グランドロビーにて整理券を配布します。
定員になり次第、整理券配布を終了します。

※12月、1月2日、9日は土曜講座を休講します。

今後の土曜講座の予定は、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/event/sat/index.html


━━━━━━━━━━━━━━━━ おうちで楽しむ京博 ━━━━━━

ご自宅でも展示を楽めるようなコンテンツを用意いたしました。


●子ども向け解説シート「博物館Dictionary」
平成知新館でご覧いただける展示作品について、研究員が分かりやすく
解説しています。

・博物館Dictionary 221号「仏像はどうやって直すの? 彫刻作品の修理」
 関連展示:特別企画「文化財修理の最先端」
 2020年12月19日(土)~2021年1月31日(日)

 PDF版 https://www.kyohaku.go.jp/jp/dictio/pdf/dic_221.pdf


・博物館Dictionary 222号「これは本なの?」
 関連展示:陶磁展示室「日本と東洋のやきもの」
 2020年12月19日(土)~ 2021年2月28日(日)

 PDF版 https://www.kyohaku.go.jp/jp/dictio/pdf/dic_222.pdf
 

●展示関連動画「文化財修理の最先端ー絹本絵画の修理ー」
https://www.youtube.com/watch?v=uJlK5SJR7Wk


●虎ブログ
当館公式キャラクタートラりんが展示を紹介する虎ブログ、
次回は12月25日頃更新予定です。どうぞお楽しみに。

https://www.kyohaku.go.jp/jp/torarin/blog/index.html



━━━━━━━━━━━━━━━━━━ これからの展覧会 ━━━━━━

┌────────────────────────────────┐
│今後の状況によっては、変更または中止の可能性がございます。   │
│随時、当館ウェブサイトや公式ツイッターにてお知らせいたしますので│
│ご来館の際は最新情報をご確認ください。             │
└────────────────────────────────┘

●改訂版2020年度年間スケジュール(PDF)
・日本語版
 https://www.kyohaku.go.jp/jp/img/kankou/schedule_202007_ja.pdf
・英語版(English)
 https://www.kyohaku.go.jp/eng/img/kankou/schedule_2020_en.pdf
・簡体字版(Simplified Chinese)
 https://www.kyohaku.go.jp/eng/assets/pdf/schedule2020_zh-s.pdf
・繁体字版(Traditional Chinese)
 https://www.kyohaku.go.jp/eng/assets/pdf/schedule2020_zh-t.pdf
・韓国語版(Korean)
 https://www.kyohaku.go.jp/eng/assets/pdf/schedule2020_ko.pdf


+‥‥‥‥ 仏教美術研究上野記念財団設立50周年記念 特別企画
       新聞人のまなざし─上野有竹と日中書画の名品─ ‥‥‥‥+

大阪朝日新聞(現朝日新聞)社長で、「有竹」の号をもつ上野理一氏
(1848~1919)は、日本と中国の美術品収集で名をはせた稀代のコレクター
でもありました。昭和45年(1970)にご子息の精一氏の尽力により立ち上げ
られた仏教美術研究上野記念財団の設立50周年を記念して、当館が受贈した
中国の書画を中心に、理一氏がかつて収集した日本の書画の名品もあわせて
展示いたします。 

【会 期】 2021年2月2日(火) ~ 3月7日(日)

【開館時間】9:30~17:00(入館は16:30まで)
      ※夜間開館は実施いたしません。

【休館日】 月曜日

【会 場】 平成知新館2F

詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/project/ueno_2020.html


+‥‥‥‥‥‥‥ 日本書紀成立1300年記念 特集展示
            国宝「日本書紀」と東アジアの古典籍 ‥‥‥‥+

2020(令和2)年は『日本書紀』が養老4年に成立してから、1300年という
節目の年にあたります。これを記念し、当館の所蔵する「岩崎本」「吉田本」
という国宝に指定されている2つの「日本書紀」を中心に、日本・中国・
朝鮮半島の優れた古典籍を展示します。

【会 期】 2021年2月4日(木) ~ 2月28日(日)

【開館時間】9:30~17:00(入館は16:30まで)
      ※夜間開館は実施いたしません。

【休館日】 月曜日

【会 場】 平成知新館1F-3、1F-4

詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/project/nihonshoki_2021.html


+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 特集展示 雛まつりと人形 ‥‥‥‥+

江戸時代以前、人形は感染症から人々を守る力があるとも考えられていました。
そこで本年は、恒例となっている関西風の御殿雛飾りに至る雛人形の歴史と、
各種の京人形の展示に加え、江戸時代の人々が疱瘡(天然痘)よけのために
飾った「猩々(しょうじょう)人形」を紹介いたします。
新型コロナウィルスへの警戒もあって、例年のように心浮き立つ気分には
なれない本年の雛まつりではありますが、猩々人形の力を借りて、感染症の
収束を祈りたいと思います。 


【会 期】 2021年2月9日(火) ~ 3月7日(日)

【開館時間】9:30~17:00(入館は16:30まで)
      ※夜間開館は実施いたしません。

【休館日】 月曜日

【会 場】 平成知新館1F-2

詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/project/hina_2021.html



+‥‥‥‥ 凝然国師没後700年 特別展 鑑真和上と戒律のあゆみ ‥‥‥‥+

鑑真(がんじん 688~763)は、中国・唐時代の高僧で、律の大家として尊敬
を集めました。しかし、日本での戒律の整備を目指していた聖武天皇の意を受
けた日本僧・栄叡(ようえい)、普照(ふしょう)より懇請され、その地位を
なげうち、五度の日本への渡航失敗と失明をものともせず、天平勝宝5年(753)、
6度目にしてようやく日本の地を踏みました。その後、唐招提寺を拠点に、中国
正統の律の教えを日本に定着させ、日本仏教の質を飛躍的に高めました。
律とは僧侶のあるべき姿を示し、戒とは僧俗の守るべき倫理基準です。戒律を
学ぶことは、僧侶とは何か、仏教とは何かを問い直すことでもあり、日本が
社会変動を迎えるたびに、幾多の名僧が戒律に注目し、仏教の革新運動を起こ
しました。特に、鎌倉時代には、唐招提寺の覚盛(かくじょう 1194~1249)、
西大寺の叡尊(えいそん 1201~1290)、泉涌寺の俊芿(しゅんじょう 
1166~1227)をはじめ、没後700年を迎える凝然(ぎょうねん 1240~1321)
などの英傑が登場し、戒律の精神にもとづき社会福祉事業などを行い広範な
支持を集めました。そして、安定社会に見える近世においても、明忍(みょう
にん 1576~1610)や慈雲(じうん 1718~1805)などによって重要な律の
復興運動が展開されました。
本展では、日本仏教の恩人と言うべき鑑真の遺徳を唐招提寺に伝えられた寺宝
によって偲ぶとともに、戒律のおしえが日本でたどった歩みを、綺羅星のよう
な名僧の活躍と関係諸寺院の名宝を綴ることでご紹介します。

【会 期】2021年3月27日(土)~ 5月16日(日)
     ※会期中、一部作品の展示替を行います。

【休館日】月曜日
     ※ただし5月3日(月・祝)は開館、5月6日(木)休館(予定)

【会 場】平成知新館

展覧会の詳細は、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/special/korekara/kairitsu_2021.html


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