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京都国立博物館 メールマガジン 第166号 2020年1月6日
配信日時:2022/03/01 19:29
京都国立博物館 メールマガジン 第166号 2020年1月6日

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

京博では、今年の干支が主役の「子づくし─干支を愛でる─」をはじめ、3つの
特集展示をご覧いただけます。獅子狛犬も勢ぞろい!
華やかな新春の京博にどうぞお越しください。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 開催中の特集展示 ━━━━━━

+‥‥‥‥‥‥‥‥ 新春特集展示 子づくし─干支を愛でる─ ‥‥‥‥+

干支の先頭、鼠は、ともすると穀物の蔵を荒す嫌われ者。なぜ多くの美術品
に愛らしく描かれるのでしょう。
ひとつには大黒さんの使いとして好印象を得たからです。はじめは鼠が助けた
ことのある日本の神様、大国主(おおくにぬしの)神(かみ)とコンビでしたが、
インドから大黒天がやってくると「大黒」と「大国」が一体化し、その富と
豊穣の神様の使いに納まりました。多産の鼠には子孫繁栄の願いも託されます。
江戸時代にはペットとしての人気も博し、珍種を得るための交配の手引き書も
刊行され、人に懐く鼠も作り出されました。
身近な小動物であり、神様の使いで子宝の象徴でもある鼠たち。子月子日の
行事をあつかう『源氏物語』の「初音(はつね)」を含め、子づくしの美術を
お楽しみください。


【会 期】2020年1月2日(木) ~ 2月2日(日)
【会 場】平成知新館 1F-2

詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/project/ne_2020.html


+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 特集展示 京都御所障壁画 紫宸殿 ‥‥‥‥+

紫宸殿は、内裏(現在の京都御所)の諸殿舎のなかでも最も格式が高い御殿
です。古くは日常政務の場でしたが、やがて即位や大嘗会(だいじょうえ)
などの重要な儀式も行われるようになりました。
その紫宸殿にある高御座後方に立てられるのが、賢聖障子(けんじょうのしょ
うじ)です。獅子狛犬と負文亀(ふぶんき)、そして中国殷代から唐代にいた
る賢臣32人が描かれるもので、平安時代にさかのぼる歴史があります。
現在の京都御所障壁画の多くは、安政2年(1855)の再建時に新調されました
が、賢聖障子は寛政4年(1792)に制作されたものが残っています(一部に後
補あり)。今回の特集展示は、この賢聖障子が9面すべて公開されるたいへん
貴重な機会です。  


【会 期】2020年1月2日(木) ~ 2月2日(日)
【会 場】平成知新館 2F-4

詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/project/gosho_2020.html


+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 特集展示 神像と獅子・狛犬 ‥‥‥‥+

われわれのご先祖さまは、神さまをどのような姿と考えていたのでしょうか。
今にのこる神々の像は、貴族のような姿のものあり、甲冑をまとって怒りの
表情のものあり。さまざまな姿をしています。神様をまもる獅子・狛犬も、
たとえば平安時代後期のものは穏やかで、それが鎌倉時代になると荒々しく
なるというように、時代によってその姿は変化します。仏教像とは一味違った
神像、どこか愛らしい獅子・狛犬たち、どうぞご覧ください。  


【会 期】2020年1月2日(木) ~ 3月22日(日)
【会 場】平成知新館 1F-1

詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/project/sculp_2020.html


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 土曜講座 ━━━━━━

毎週土曜日の午後、展覧会や展示作品に関連した講座を行っています。


○1月11日(土) 
「三十三間堂の仏像」
 淺湫 毅(京都国立博物館 連携協力室長)

○1月18日(土) 
「動物埴輪はなぜ造られたか―動物と古墳時代の人々―」
 古谷 毅(京都国立博物館 主任研究員)

○1月25日(土)
 特集展示「京都御所障壁画 紫宸殿」関連講座
「江戸時代後期、御所造営にともなう賢聖障子の製作過程」
 鎌田 純子 氏(帝京大学 准教授)

○2月1日(土)
 新春特集展示「子づくし―干支を愛でる―」関連講座
「おそるべきねずみたち」
 永島 明子(京都国立博物館 教育室長)

○2月8日(土)
 土曜講座1900回記念
「京都国立博物館の過去・現在・未来II」
 佐々木 丞平(京都国立博物館 館長)
 ※第1900回目の開催を記念して、2月8日のみ明治古都館で開催

○2月15日(土)
「近世陶磁器の彩色材料」
 降幡 順子(京都国立博物館 保存科学室長)


【時 間】 13:30~15:00
【会 場】 平成知新館 講堂(2/8のみ明治古都館)
【定 員】 200名
【聴講料】 無料(ただし、当日の観覧券等が必要)

当日12:00より、平成知新館1階グランドロビーにて整理券を配布します。
定員になり次第、整理券配布を終了します。

今後の土曜講座の予定は、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/event/sat/index.html


━━━━━━━━━━━━━━━━━ イベントのご案内 ━━━━━━

+‥‥‥‥‥‥ 京博の新春イベント2020「芸舞妓 春の舞」 ‥‥‥‥+

お正月らしい華やかでおめでたい舞をお楽しみください。
【日 時】 2020年1月12日(日)
      11:00~11:30、13:00~13:30 
      (2回公演・演目は各回共通・開場は各回30分前から)
【会 場】 平成知新館 講堂
【定 員】 各回200名(完全入替制)
【参加方法】当日10:00より平成知新館1階にて各回の整理券を配布します。
      (おひとり様1枚。定員になり次第、配布終了)
【参加費】 無料(ただし、当日の観覧券等が必要)

詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/event/etc/2020_newyear.html


+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ トークイベント ‥‥‥‥+

トークイベント
「いまひとたびの『風神雷神』 原田マハと京博の研究者たち」

京都国立博物館の寄託品「風神雷神図屏風」(俵屋宗達筆・建仁寺蔵)を
題材にした歴史アート小説『風神雷神』について、著者の原田マハさんと、
当館館長・佐々木丞平、当館研究員・永島明子が関連作品の解説等を交え
ながらお話しします。

【日 時】 2020年2月9日(日)14:00~15:30(開場13:30) 
【登壇者】 小説家 原田マハ 氏
      京都国立博物館長 佐々木丞平
      京都国立博物館 教育室長 永島明子
【会 場】 平成知新館 講堂
【定 員】 各回200名(全席指定)
【参加方法】応募期間中にメールによる申込みが必要(抽選となります)
【応募期間】2019年12月19日(木)9:00 ~ 2020年1月21日(火)17:00
【参加費】 無料(ただし、当日の観覧券等が必要)

参加方法など詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/event/etc/20200209_haradamaha.html


+‥‥‥‥‥‥ 京都・らくご博物館【冬】~早春寄席~ Vol.55 ‥‥‥+

笑う門には福来る。桂塩鯛さん、桂団朝さん、桂よね吉さん他陽気な噺家が
冬の凍えを溶かします。寒い季節こそ落語で笑ってあたたまりませんか。
事前予約制ですので、どうぞお早めにお申し込みください。

【日 時】 2020年2月28日(金) 18:00開場/18:30開演
【会 場】 京都国立博物館 平成知新館 講堂
【料 金】 一般:3,200円(税込)
      ※全席指定・名品ギャラリー観覧券付
      ※キャンパスメンバーズの学生は、学生証提示により2,600円(税込)

チケットのお求めなど詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/event/rak/vol55.html


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ お知らせ ━━━━━━

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 京都国立博物館だより ‥‥‥‥+

2020年1-3月号(205号) のPDF版はこちら
https://www.kyohaku.go.jp/jp/kankou/haifu/pdf/tayori205.pdf

━━━━━━━━━━━━━━━━ 博物館Dictionary 218号 ━━━━━

子ども向け解説シート「博物館Dictionary」の218号が発行されました。
平成知新館で2月2日(日)までご覧いただける、特集展示「京都御所障壁画
紫宸殿」の展示作品について、研究員が分かりやすく解説しています。

博物館Dictionary 218号「京都御所の障壁画―紫宸殿」
 PDF版はこちら
 https://www.kyohaku.go.jp/jp/dictio/pdf/dic_218.pdf


━━━━━━━━━━━━━━━━━━ これからの展覧会 ━━━━━━

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 特集展示 雛まつりと人形 ‥‥‥‥+

春の足音が近づき、今年もまた、雛の季節を迎えました。
内裏雛とも呼ばれるように、雛人形のモデルとされたのは、天皇と皇后の姿
です。本年の「雛まつりと人形」では、令和という新たな御世のはじまりを
祝し、雛人形として表現された天皇と皇后の姿の移り変わりに注目します。
江戸時代に流行した各種の雛人形、多彩な京人形とともに、みやこを中心に
育まれた人形文化の諸相をご覧ください。


【会 期】2020年2月15日(土)~ 3月22日(日)
【会 場】平成知新館 1F-2

詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/project/hina_2020.html


+‥‥‥‥ 西国三十三所 草創1300年記念 特別展
        聖地をたずねて─西国三十三所の信仰と至宝─ ‥‥‥‥+

西国三十三所は、養老2年(718)、大和国長谷寺の開基・徳道上人が、閻魔
大王から「生前の悪行により地獄へ送られる者が多い。観音霊場へ参ること
で功徳が得られるよう、人々に観音菩薩の慈悲の心を説くように」とお告げ
を受け、起請文と33の宝印を授かったことにはじまるといいます。徳道上人
が極楽往生の通行証となる宝印を配った場所が、観音霊場を巡る信仰となり、
33の札所を巡る日本最古の巡礼路となりました。
巡礼路の総距離は約1000キロメートルに及び、和歌山、大阪、兵庫、京都、
奈良、滋賀、岐阜と近畿圏を包括するように伸びています。長きにわたり、
日本の首都であり、文化の中心地である京都に三分の一の霊場が集中して
いることから、観音信仰と巡礼の文化は全国に広がりました。
西国三十三所草創から1300年。これを機としてゆかりの深い京都の地で、特
別展を開催いたします。今もなお、老若男女、国籍を問わず、人々をひきつ
ける巡礼の魅力を、美しい観音菩薩の姿や各札所の寺宝を通じてご紹介し
ます。
観音信仰とともに守り伝えられてきた至宝の数々をご堪能ください。 

【会 期】 2020年4月11日(土)~ 5月31日(日)
      ※会期中、一部の作品は展示替を行います。

【開館時間】 火~木・日曜日 9:30~18:00(入館は17:30まで)
       金・土曜日 9:30~20:00(入館は19:30まで)

【休館日】月曜日
     ※ただし、5月4日(月・祝)は開館。
     <4月28日(火)~5月10日(日)まで続けて開館>

【会 場】 平成知新館

詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/special/korekara/saikoku_2020.html

公式サイト
https://saikoku2020.jp/



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