京都国立博物館 メールマガジン 第157号 2019年4月12日
明日13日(土)より、いよいよ特別展「国宝 一遍聖絵と時宗の名宝」が
開幕します! 踊り念仏で知られる時宗(じしゅう)の宗祖一遍(いっぺん)
の生涯を描いた「国宝 一遍聖絵」の12巻全巻公開をはじめ、時宗の名宝が
京博に勢揃いします(会期中展示替え・巻替あり)。
ワークショップでは、今回特別にご用意した「国宝 一遍聖絵」巻七のレプ
リカを直に手にとってご鑑賞いただけます。
本日12日(金)はその準備のため休館日です。勇み足に気をつけて、どうぞ
明日よりお越しください。「すべてを捨てて、みな踊れ!」
━━━━━━━━━━━━━━━━ 明日から開催の特別展 ━━━━━━
+‥‥‥‥‥‥‥‥ 特別展 時宗二祖上人七百年御遠忌記念
国宝 一遍聖絵と時宗の名宝 ‥‥‥‥+
踊り念仏で知られる時宗は、宗祖一遍(1239~89)が鎌倉時代に開いた宗派
です。一遍は念仏をとなえることで誰もが往生をとげられると説き、全国を
行脚(遊行)して、念仏札を配り(賦算)、布教につとめました。
この時宗を教団として整備し、大きく発展させたのが二祖の真教(1237~13
19)でした。2019年に真教の七百年遠忌を迎えるのを記念して、時宗の名宝
を一堂に会する展覧会を開催いたします。
本展では、全国各地を遍歴した一遍の生涯を描いた国宝「一遍聖絵」(清浄
光寺(遊行寺)蔵)をはじめ、真教の足跡もつづられた「遊行上人縁起絵」、
一遍や真教ら歴代祖師の肖像画や肖像彫刻など、時宗の名宝の全貌をご紹介
いたします。
なかでも、日本を代表する絵巻であり、中世の歴史を語る上でも重要な作品
である「一遍聖絵」については、12巻全巻を公開します。
また、展覧会の事前調査によって発見された作品など、新たな研究成果もあ
わせてご覧いただきます。
【会 期】 2019年4月13日(土)~ 6月9日(日)
前期:2019年4月13日(土)~ 5月12日(日)
後期:2019年5月14日(火)~ 6月9日(日)
※会期中、一部の作品は上記以外にも展示替を行います。
【開館時間】 火~木・日曜日 9:30~18:00(入館は17:30まで)
金・土曜日 9:30~20:00(入館は19:30まで)
【休館日】月曜日
※月曜日が祝日・休日となる場合は開館し翌火曜日を休館
※ただし、4月29日(月・祝)~5月6日(月・休)までは続けて
開館し、5月7日(火)は休館
【会 場】 平成知新館
詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/special/index.html
出品一覧・展示替予定表はこちら
https://www.kyohaku.go.jp/jp/special/pdf/2019_jishu_list.pdf
ワークショップの詳細はこちら
https://www.kyohaku.go.jp/jp/culture/edu/jishu_ws2019.html
公式Twitterはこちら
https://twitter.com/kokuhoippen2019
━━━━ 特別展「国宝 一遍聖絵と時宗の名宝」 イベント ━━━━
<記念講演会>
●4月13日(土)
「時宗教団の変遷」
講師:長澤 昌幸 氏(大正大学専任講師)
●4月27日(土)
「一遍・真教の念仏思想」
講師:長島 尚道 氏(時宗教学研究所顧問/真光寺住職)
●5月11日(土)
「国宝 一遍聖絵─旅と風景、その魅力と謎─」
講師:井並 林太郎(京都国立博物館 研究員)
●5月18日(土)
「時宗のみほとけ─阿弥陀と祖師像を中心に─」
講師:淺湫 毅(京都国立博物館 連携協力室長)
●5月25日(土)
「一遍聖絵に見る聖性と熊野信仰」
講師:遠山 元浩 氏(遊行寺宝物館長)
【時 間】 13:30~15:00
【会 場】 平成知新館 講堂
【定 員】 200名
【聴講料】 無料(ただし、当日の観覧券等が必要)
当日12:00より、平成知新館1階グランドロビーにて整理券を配布します。
定員になり次第、整理券配布を終了します。
<キャンパスメンバーズ向け講演会>
●4月26日(金)17:00~18:00
日程や参加方法など、詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/event/etc/20190426_campus-lec.html
<研究発表と座談会>
「一遍聖絵と遊行上人縁起絵」
【日 時】 4月20日(土)13:00~17:00(受付12:30~)
【会 場】 平成知新館 講堂
【定 員】 150名
【料 金】 無料(ただし、当日の観覧券が必要)
詳しくは、
http://ueno-zaidan.or.jp/guide_h31.html
<記念イベント>
「時宗声明と踊躍念仏」
【出 演】 時宗京都声明研究会
【日 時】 4月28日(日)13:30~15:00
【会 場】 平成知新館 講堂
【定 員】 200名
【料 金】 無料(ただし、当日の観覧券が必要)
12:00より、平成知新館1Fグランドロビーにて整理券を配布します。
定員になり次第、配布を終了します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━ イベントのご案内 ━━━━━━
+‥‥‥‥‥‥ 京都・らくご博物館【春】~新緑寄席~ Vol.52 ‥‥‥+
らくご博物館が初夏のさわやかな笑いをお届けします。
中入り後は桂ちょうばさん、桂米二さんと京都市出身の噺家が続きます。
どのような演目を披露してくれるのでしょうか。どうぞお楽しみに!
事前予約制ですので、お早めにお申し込みください。
【日 時】 2019年5月24日(金) 18:00開場/18:30開演
【会 場】 京都国立博物館 平成知新館 講堂
【料 金】 一般:3,100円(税込)
キャンパスメンバーズ:2,500円(税込)
(全席指定・特別展団体割引引換券付)
チケットのお求めなど詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/event/rak/vol52.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━ これからの展覧会 ━━━━━━
+‥‥‥‥ 特別展 流転100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美 ‥‥‥‥+
36人の優れた和歌の詠み人「歌仙」を描く、鎌倉時代の名品「佐竹本三十
六歌仙絵」。かつて2巻の絵巻物として伝わったこの作品は、大正8年(1919)
に一歌仙ずつ分割され、別々の所有者のもとに秘蔵されました。2019年は、
この「佐竹本三十六歌仙絵」が分割されてから、ちょうど100年を迎える年
です。本展では、これを期に、離ればなれとなった断簡を展覧会としては
過去最大となる規模で集め、皆様にご覧いただきます。大正、昭和、平成の
世を越え伝えられた、秘宝中の秘宝。平安・鎌倉時代に花開いた王朝美術の
名品とあわせて、「佐竹本三十六歌仙絵」と、それを生んだ宮廷文化が放つ、
最高の美の世界をご堪能ください。
【会 期】 2019年10月12日(土)~ 11月24日(日)
※会期中、一部の作品は展示替を行います。
【会 場】 平成知新館
詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/special/korekara/36kasen_2019.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ お知らせ ━━━━━━
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 2019年度 年間スケジュール ‥‥‥‥+
2019年度年間スケジュール(日本語版)のPDFはこちら
https://www.kyohaku.go.jp/jp/img/kankou/schedule_ja_2019.pdf
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 京都国立博物館だより ‥‥‥‥+
2019年4-6月号(202号) のPDFはこちら
http://www.kyohaku.go.jp/jp/kankou/haifu/pdf/tayori202.pdf
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