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京都国立博物館 メールマガジン 第156号 2019年3月1日
配信日時:2022/03/01 18:46
京都国立博物館 メールマガジン 第156号  2019年3月1日

桃の節句を控え、花便りの嬉しい季節となりました。
大好評の特集展示「雛まつりと人形」などの名品ギャラリーは17日まで。
3月19日(火)以降は特別展の準備のため、平成知新館を閉館し、庭園のみ
開館期間となります。各展示をどうぞお見逃しなく!


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ お知らせ ━━━━━━

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 2019年度 年間スケジュール ‥‥‥‥+

2019年度の年間スケジュールを発行しました。どうぞご活用ください。

https://www.kyohaku.go.jp/jp/img/kankou/schedule_ja_2019.pdf


+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 全館休館・庭園のみ開館のお知らせ ‥‥‥‥+

特別展の準備のため、全館休館日や庭園のみ開館期間がございます。
庭園のみ開館期間は、名品ギャラリー(平常展示)は休止となり、庭園・
屋外展示のみご覧いただけます。
ご不便をおかけしますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。 

■全館休館日
月曜日、2019年4月12日(金)

■庭園のみ開館<名品ギャラリー(平常展示)休止>期間
期間:2019年3月19日(火)~4月11日(木)
料金:一般260円(庭園ガイド冊子付き)※

※3月21日(木・祝)~24日(日)は陶磁器マルシェなどのイベント開催に
 つき、お得な特別料金(一般100円)となります。



━━━━━━━━━━━━  開催中の特集展示・特別企画 ━━━━━━

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 特集展示 初公開!天皇の即位図 ‥‥‥‥+

寛文3年(1663)、後西天皇が譲位し、後水尾天皇の第十九皇子・識仁親王
(さとひとしんのう)が受禅、霊元天皇として即位します。近年、この譲位
と即位の儀式を描いた珍しい屏風絵が発見されました。その屏風は、京狩野
第三代の狩野永納(1631~97)が描いたもので、右隻に即位、左隻に譲位の
様子が描かれています。人物や建物には多くの注記が付されており、高い
資料的価値を有する注目すべき作品です。
この屏風を初公開するとともに、関連する資料をあわせて展示し、当時に
おける天皇の譲位と即位に関わる儀式について考えます。 

【会 期】 2019年1月30日(水)~3月10日(日)※現在、後期展示中
【会 場】 平成知新館1F-4

詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/project/emperor_2018.html

リーフレット(PDF版)はこちら
https://www.kyohaku.go.jp/jp/project/upload_images/emperor-leafret.pdf


+‥‥‥‥‥‥‥ 日中平和友好条約締結40周年記念 特別企画
               中国近代絵画の巨匠 斉白石 ‥‥‥‥+

本年度は、日中平和友好条約の締結から40周年の節目にあたります。
これを記念し、中国・北京画院が所蔵する、中国近代水墨画を代表する画家
である斉白石(1864~1957)の名品を一堂に展示します。
斉白石は、若き頃、故郷の湖南省湘潭での大工仕事で培った、華やかな色彩
と簡潔で力強い墨線の画を得意とし、素朴な描写のなかに、かわいらしさと
ユーモアがあふれています。晩年に「人民芸術家」の称号が授けられ、現代
の中国では誰もが知っている大画家ですが、一方で造形美を追求した孤高の
画家でもありました。
北京画院は1957年に成立した、中国で最も古く、規模の大きな美術アカデ
ミーの一つです。初代名誉院長に斉白石を迎え、その名品を多く所蔵するこ
とでも知られています。
今日の中国で最も愛されている画家、斉白石の魅力をこの機会にご堪能くだ
さい。 

【会 期】 2019年1月30日(水)~ 3月17日(日)※現在、後期展示中
【会 場】 平成知新館2F-1~4

詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/project/hakuseki_2018.html


+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 特集展示 雛まつりと人形 ‥‥‥‥+

雛まつりの起源のひとつは、3月のはじめに行われる禊の行事である上巳
(じょうし)の節供です。そこでは、日常生活の中で人間につく穢れを
移すために人形が用いられました。この行事がやがて、人形遊びで用いる
人形と結びつき、江戸時代には座敷に飾りつける雛人形や雛段へと発展し
たと考えられています。当館恒例の特集展示「雛まつりと人形」では、
御殿飾り雛を中心に、江戸時代に流行した各種の雛人形を揃え、その変遷
をたどります。
あわせて、嵯峨人形・御所人形・賀茂人形と、京都の地名を冠した各種の
京人形を通して、みやこで育まれた人形文化の諸相を紹介します。 

【会 期】 2019年2月13日(水)~ 3月17日(日)
【会 場】 平成知新館1F-2

詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/project/hina_2018.html

リーフレット(PDF版)はこちら
https://www.kyohaku.go.jp/jp/project/upload_images/leafret_hina2018.pdf

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○休館日:月曜日
     ※月曜日が祝日・休日となる場合は開館し翌火曜日を休館

○夜間開館:金・土曜日は20:00まで開館しています(入館は閉館の30分
      前まで)。
      お仕事帰りやお寺めぐりの後にぜひお立ち寄りください。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 土曜講座 ━━━━━━

毎週土曜日の午後、展覧会や展示作品に関連した講座を行っています。
※3月16日、23日、30日、4~6月は土曜講座を休講いたします。


○3月2日(土)
 特集展示「雛まつりと人形」関連講座 
「雛御殿―雛人形の暮らす館―」
 山川 曉(京都国立博物館 企画室長/工芸室長)

○3月9日(土)
 特別企画「中国近代絵画の巨匠 斉白石」関連講座
「斉白石の絵画における現代性」
 呉 孟晋(京都国立博物館 主任研究員)


【時 間】 13:30~15:00
【会 場】 平成知新館 講堂
【定 員】 200名
【聴講料】 無料(ただし、当日の観覧券等が必要)

当日12:00より、平成知新館1階グランドロビーにて整理券を配布します。
定員になり次第、整理券配布を終了します。

今後の土曜講座の予定は、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/event/sat/2019_4-6.html


━━━━━━━━━━━━━━━━━ イベントのご案内 ━━━━━━

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 名品ギャラリー開催期間中のイベント ‥‥‥+

-- 映画上映会「羅生門」 --------------------------------------

平安時代の京都を舞台とした黒澤明監督の歴史的名作「羅生門」の上映会
を開催します。また当館研究員が映画とつながりの深い仏像について講演
します。

【上映映画】「羅生門」
             (1950年/日本/大映/モノクロ/上映時間88分/日本語/
              監督:黒澤明、出演/三船敏郎、森雅之、京マチ子他)
【日 時】 2019年3月3日(日)13:30~15:30(開場13:00)
            13:30~14:00 講演「『羅城門』ゆかりの仏像」
                    淺湫 毅(京都国立博物館 連携協力室長)
            14:00~15:30 上映 
【会 場】 京都国立博物館 平成知新館 講堂
【定 員】 204名(全席指定)
【参加費】 1,000円(平成知新館名品ギャラリー観覧券※付)
             ※観覧券の有効期限は2019年3月17日(日)

チケット好評発売中! 詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/event/etc/20190303_cinema.html


-- 特別企画「中国近代絵画の巨匠 斉白石」開催記念「中国茶会」 --

斉白石の故郷・中国湖南省はお茶の産地としても有名です。
特別企画「中国近代絵画の巨匠 斉白石」の開催を記念して、この度、
中国茶の茶会を開きます。
茶室にひと席と、お庭に茶車を持ち出してのひと席。
中国茶と共に、できたてのお菓子もお楽しみに。

【茶 席】    横山 晴美(好日居)
【茶車席】    市川 孝(陶芸家)
【菓 子】    杉山 早陽子(御菓子丸)
【日 時】    2019年3月16日(土)、17日(日)
       ※第1席~第6席まで時間指定あり
【場 所】    京都国立博物館 茶室「堪庵」(博物館「東の庭」奥)
【定 員】    各席16名×1日6席
【料 金】    1,000円(中国茶と菓子付き)
       ※別途、当日の観覧券が必要

詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/event/etc/20190316_chitea.html


+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 庭園のみ開館期間中のイベント ‥‥‥+

-- 陶磁器マルシェ --------------------------------------------

博物館が位置する東山は古くから陶磁器生産が盛んな地域です。
当館庭園を会場として東山地域を中心とした陶芸家が出店する初めての
陶磁器マルシェを開催します。
期間中に限り当館庭園(屋外展示)もお得な特別料金でご覧いただけます。
博物館にお気に入りの焼き物を見つけに来てください。 

【日 時】  2019年3月21日(木・祝)~24日(日) 9:30~17:00
【場 所】  京都国立博物館 噴水広場周辺
【料 金】    無料
       ※ただし、当日の観覧券(特別料金:一般100円)が必要

詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/event/etc/20190321_marche.html


-- 明治古都館特別公開 -----------------------------------------

通常非公開の明治古都館(重要文化財:旧帝国京都博物館本館)を特別に
公開します。建物内部では、明治古都館の歴史や今後の改修計画をパネル
展示します。  

【日 時】  2019年3月21日(木・祝)~24日(日) 9:30~16:30
【場 所】  京都国立博物館 明治古都館
【定 員】  200名(順次入れ替え)
【料 金】    無料
       ※ただし、当日の観覧券(特別料金:一般100円)が必要

詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/event/etc/20190321_meijikotokan.html


-- 堪庵 春の呈茶席 ------------------------------------------

廣海家寄贈の茶道具を用いた呈茶を開催します。
博物館でお茶の文化をご体験ください。どなたでもご参加いただけます。  

【日 時】  2019年3月23日(土)、24日(日)
       ※第1席~第9席まで時間指定あり
【場 所】  京都国立博物館 茶室「堪庵」(博物館「東の庭」奥)
【定 員】  各席15名×1日9席
【料 金】    800円(抹茶と和菓子付き)
       ※別途、当日の観覧券(特別料金:一般100円)が必要

詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/event/etc/20190323_tea.html


+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 特別展開催期間中のイベント ‥‥‥+

-- 京都・らくご博物館【春】~新緑寄席~ Vol.52 ---------------

らくご博物館が初夏のさわやかな笑いをお届けします。
中入り後は桂ちょうばさん、桂米二さんと京都市出身の噺家が続きます。
どのような演目を披露してくれるのでしょうか。どうぞお楽しみに!
事前予約制ですので、お早めにお申し込みください。


【日 時】 2019年5月24日(金) 18:00開場/18:30開演
【会 場】 京都国立博物館 平成知新館 講堂
【料 金】 一般:3,100円(税込)
      キャンパスメンバーズ:2,500円(税込)
     (全席指定・特別展団体割引引換券付)

チケットのお求めなど詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/event/rak/vol52.html


━━━━━━━━━━━━━━━━━━ これからの特別展 ━━━━━━



+‥‥‥‥‥‥‥‥ 特別展 時宗二祖上人七百年御遠忌記念
                国宝 一遍聖絵と時宗の名宝 ‥‥‥‥+

踊り念仏で知られる時宗は、宗祖一遍(1239~89)が鎌倉時代に開いた宗派
です。一遍は念仏をとなえることで誰もが往生をとげられると説き、全国を
行脚(遊行)して、念仏札を配り(賦算)、布教につとめました。
この時宗を教団として整備し、大きく発展させたのが二祖の真教(1237~13
19)でした。2019年に真教の七百年遠忌を迎えるのを記念して、時宗の名宝
を一堂に会する展覧会を開催いたします。
本展では、全国各地を遍歴した一遍の生涯を描いた国宝「一遍聖絵」(清浄
光寺(遊行寺)蔵)をはじめ、真教の足跡もつづられた「遊行上人縁起絵」、
一遍や真教ら歴代祖師の肖像画や肖像彫刻など、時宗の名宝の全貌をご紹介
いたします。
なかでも、日本を代表する絵巻であり、中世の歴史を語る上でも重要な作品
である「一遍聖絵」については、12巻全巻を公開します。
また、展覧会の事前調査によって発見された作品など、新たな研究成果もあ
わせてご覧いただきます。 

【会 期】 2019年4月13日(土)~ 6月9日(日)
      前期:2019年4月13日(土)~ 5月12日(日)
      後期:2019年5月14日(火)~ 6月9日(日)
      ※会期中、一部の作品は上記以外にも展示替を行います。
【会 場】 平成知新館

詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/special/korekara/jishu_2019.html


+‥‥‥‥ 特別展 流転100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美 ‥‥‥‥+

36人の優れた和歌の詠み人「歌仙」を描く、鎌倉時代の名品「佐竹本三十
六歌仙絵」。かつて2巻の絵巻物として伝わったこの作品は、大正8年(1919)
に一歌仙ずつ分割され、別々の所有者のもとに秘蔵されました。2019年は、
この「佐竹本三十六歌仙絵」が分割されてから、ちょうど100年を迎える年
です。本展では、これを期に、離ればなれとなった断簡を展覧会としては
過去最大となる規模で集め、皆様にご覧いただきます。大正、昭和、平成の
世を越え伝えられた、秘宝中の秘宝。平安・鎌倉時代に花開いた王朝美術の
名品とあわせて、「佐竹本三十六歌仙絵」と、それを生んだ宮廷文化が放つ、
最高の美の世界をご堪能ください。 

【会 期】 2019年10月12日(土)~ 11月24日(日)
      ※会期中、一部の作品は展示替を行います。
【会 場】 平成知新館

詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/special/korekara/36kasen_2019.html


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