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京都国立博物館 メールマガジン 第155号 2019年2月13日
配信日時:2022/03/01 18:41
京都国立博物館 メールマガジン 第155号  2019年2月13日

京博の庭園では、紅白の梅がつぎつぎとほころんでいます。
特集展示「雛まつりと人形」も本日より開催し、3つの特集展示が花開く
京博。特集展示に関連する土曜講座も開催しますので、展示とあわせて
お楽しみください。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ お知らせ ━━━━━━

+‥‥‥‥‥‥ 無料観覧日のお知らせ ―2019年2月24日(日) ‥‥‥‥+

天皇陛下御在位30年を慶祝して、2019年2月24日(日)は無料観覧日といた
します。
この機会にどうぞ京都国立博物館にお越しください。
多くの皆様のご来館をお待ちしています。

https://www.kyohaku.go.jp/jp/oshirase/post_190205.html


+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 休館日・夜間開館のお知らせ ‥‥‥‥+

○休館日:月曜日
     ※月曜日が祝日・休日となる場合は開館し翌火曜日を休館

○夜間開館:金・土曜日は午後8時まで開館しています(入館は閉館の30分前
      まで)。
      お仕事帰りやお寺めぐりの後にぜひお立ち寄りください。


━━━━━━━━━━━━  開催中の特集展示・特別企画 ━━━━━━

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 特集展示 初公開!天皇の即位図 ‥‥‥‥+

寛文3年(1663)、後西天皇が譲位し、後水尾天皇の第十九皇子・識仁親王
(さとひとしんのう)が受禅、霊元天皇として即位します。近年、この譲位
と即位の儀式を描いた珍しい屏風絵が発見されました。その屏風は、京狩野
第三代の狩野永納(1631~97)が描いたもので、右隻に即位、左隻に譲位の
様子が描かれています。人物や建物には多くの注記が付されており、高い
資料的価値を有する注目すべき作品です。
この屏風を初公開するとともに、関連する資料をあわせて展示し、当時に
おける天皇の譲位と即位に関わる儀式について考えます。 

【会 期】 2019年1月30日(水)~3月10日(日)※会期中展示替えあり
【会 場】 平成知新館1F-4

詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/project/emperor_2018.html

リーフレット(PDF版)はこちら
https://www.kyohaku.go.jp/jp/project/upload_images/emperor-leafret.pdf


+‥‥‥‥‥‥‥ 日中平和友好条約締結40周年記念 特別企画
               中国近代絵画の巨匠 斉白石 ‥‥‥‥+

本年度は、日中平和友好条約の締結から40周年の節目にあたります。
これを記念し、中国・北京画院が所蔵する、中国近代水墨画を代表する画家
である斉白石(1864~1957)の名品を一堂に展示します。
斉白石は、若き頃、故郷の湖南省湘潭での大工仕事で培った、華やかな色彩
と簡潔で力強い墨線の画を得意とし、素朴な描写のなかに、かわいらしさと
ユーモアがあふれています。晩年に「人民芸術家」の称号が授けられ、現代
の中国では誰もが知っている大画家ですが、一方で造形美を追求した孤高の
画家でもありました。
北京画院は1957年に成立した、中国で最も古く、規模の大きな美術アカデ
ミーの一つです。初代名誉院長に斉白石を迎え、その名品を多く所蔵するこ
とでも知られています。
今日の中国で最も愛されている画家、斉白石の魅力をこの機会にご堪能くだ
さい。 

【会 期】 2019年1月30日(水)~ 3月17日(日)※会期中展示替えあり
【会 場】 平成知新館2F-1~4

詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/project/hakuseki_2018.html


+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 特集展示 雛まつりと人形 ‥‥‥‥+

雛まつりの起源のひとつは、3月のはじめに行われる禊の行事である上巳
(じょうし)の節供です。そこでは、日常生活の中で人間につく穢れを
移すために人形が用いられました。この行事がやがて、人形遊びで用いる
人形と結びつき、江戸時代には座敷に飾りつける雛人形や雛段へと発展し
たと考えられています。当館恒例の特集展示「雛まつりと人形」では、
御殿飾り雛を中心に、江戸時代に流行した各種の雛人形を揃え、その変遷
をたどります。
あわせて、嵯峨人形・御所人形・賀茂人形と、京都の地名を冠した各種の
京人形を通して、みやこで育まれた人形文化の諸相を紹介します。 

【会 期】 2019年2月13日(水)~ 3月17日(日)
【会 場】 平成知新館1F-2

詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/project/hina_2018.html

リーフレット(PDF版)はこちら
https://www.kyohaku.go.jp/jp/project/upload_images/leafret_hina2018.pdf

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 土曜講座 ━━━━━━

毎週土曜日の午後、展覧会や展示作品に関連した講座を行っています。


○2月16日(土)
 特集展示「初公開!天皇の即位図」関連講座
「天皇の即位図を読む」
 福士 雄也(京都国立博物館 研究員)

○2月23日(土)
 特別企画「中国近代絵画の巨匠 斉白石」関連講座
「木匠から巨匠へ:斉白石の人生と芸術」
 呂 暁 氏(北京画院 理論研究部主任)

○3月2日(土)
 特集展示「雛まつりと人形」関連講座 
「雛御殿―雛人形の暮らす館―」
 山川 曉(京都国立博物館 企画室長/工芸室長)

○3月9日(土)
 特別企画「中国近代絵画の巨匠 斉白石」関連講座
「斉白石の絵画における現代性」
 呉 孟晋(京都国立博物館 主任研究員)


【時 間】 13:30~15:00
【会 場】 平成知新館 講堂
【定 員】 200名
【聴講料】 無料(ただし、当日の観覧券等が必要)

当日12:00より、平成知新館1階グランドロビーにて整理券を配布します。
定員になり次第、整理券配布を終了します。

今後の土曜講座の予定は、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/event/sat/index.html


━━━━━━━━━━━━━ 博物館Dictionary 213号・214号 ━━━━

子ども向け解説シート「博物館Dictionary」の213号、214号を発行しました。
平成知新館名品ギャラリーで、現在ご覧いただける以下の展示作品について
担当研究員が分かりやすく解説しています。

○2F-1~4 特別企画「中国近代絵画の巨匠 斉白石」(展示は3月17日まで)
○1F-3 書跡展示室「豊臣秀吉と後陽成天皇」(展示は3月10日まで)


PDF版はこちら
博物館Dictionary 213号「巨匠の努力の跡―斉白石の画稿について―」
https://www.kyohaku.go.jp/jp/dictio/pdf/dic_213.pdf

博物館Dictionary 214号「後陽成天皇の書―新時代のパイオニア―」
https://www.kyohaku.go.jp/jp/dictio/pdf/dic_214.pdf


━━━━━━━━━━━━━━━━━ イベントのご案内 ━━━━━━

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 映画上映会「羅生門」 ‥‥‥+

平安時代の京都を舞台とした黒澤明監督の歴史的名作「羅生門」の上映会
を開催します。また当館研究員が映画とつながりの深い仏像について講演
します。

【上映映画】「羅生門」
             (1950年/日本/大映/モノクロ/上映時間88分/日本語/
              監督:黒澤明、出演/三船敏郎、森雅之、京マチ子他)
【日 時】 2019年3月3日(日)13:30~15:30(開場13:00)
            13:30~14:00 講演「『羅城門』ゆかりの仏像」
                    淺湫 毅(京都国立博物館 連携協力室長)
            14:00~15:30 上映 
【会 場】 京都国立博物館 講堂
【定 員】 204名(全席指定)
【参加費】 1,000円(平成知新館名品ギャラリー観覧券※付)
             ※観覧券の有効期限は2019年3月17日(日)

チケットのお求めなど詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/event/etc/20190303_cinema.html


+‥‥‥ 特別企画「中国近代絵画の巨匠 斉白石」開催記念
                       「中国茶会」 ‥‥‥+

斉白石の故郷・中国湖南省はお茶の産地としても有名です。
特別企画「中国近代絵画の巨匠 斉白石」の開催を記念して、この度、中国
茶の茶会を開きます。
茶室にひと席と、お庭に茶車を持ち出してのひと席。できたてのお菓子と共
に、中国茶をお楽しみください。

【茶 席】    横山 晴美(好日居)
【茶車席】    市川 孝(陶芸家)
【菓 子】    杉山 早陽子(御菓子丸)
【日 時】    2019年3月16日(土)、17日(日) 10:00~16:00
【場 所】    京都国立博物館 茶室「堪庵」(博物館「東の庭」奥)
【定 員】    各日100名
【料 金】    1,000円(中国茶と菓子付き)
       ※別途、当日の観覧券が必要

チケットのお求めなど詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/event/etc/20190316_chitea.html



━━━━━━━━━━━━━━━━━━ これからの展覧会 ━━━━━━


+‥‥‥‥‥‥‥‥ 特別展 時宗二祖上人七百年御遠忌記念
                国宝 一遍聖絵と時宗の名宝 ‥‥‥‥+

遊行や踊り念仏などで知られる時宗は、宗祖一遍上人(1239~89)によっ
て開かれました。 この時宗を教団として整備し、大きく発展させたのが
二祖の真教上人でした。2019年に真教上人(1237~1319)の七百年遠忌を
迎えるのを記念して、時宗の名宝を一堂に会する展覧会を開催いたします。

全国各地を遍歴した一遍の生涯を描いた国宝「一遍聖絵」(清浄光寺蔵)、
真教の足跡をつづった「遊行上人縁起絵」、歴代祖師の肖像彫刻や肖像画な
ど、時宗の名宝の全貌をご堪能いただくまたとない機会となることでしょう。 
なかでも、「一遍聖絵」は鎌倉時代を代表する絵巻で、大判の絹地に当時の
風景や人物が精細に描かれ、中世の歴史を語る上でも重要な作品です。
全12巻を全巻公開します。 

【会 期】 2019年4月13日(土)~ 6月9日(日)
【会 場】 平成知新館

詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/special/korekara/jishu_2019.html


+‥‥‥‥ 特別展 流転100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美 ‥‥‥‥+

36人の優れた和歌の詠み人「歌仙」を描く、鎌倉時代の名品「佐竹本三十
六歌仙絵」。かつて2巻の絵巻物として伝わったこの作品は、大正8年(1919)
に一歌仙ずつ分割され、別々の所有者のもとに秘蔵されました。2019年は、
この「佐竹本三十六歌仙絵」が分割されてから、ちょうど100年を迎える年
です。本展では、これを期に、離ればなれとなった断簡を展覧会としては
過去最大となる規模で集め、皆様にご覧いただきます。大正、昭和、平成の
世を越え伝えられた、秘宝中の秘宝。平安・鎌倉時代に花開いた王朝美術の
名品とあわせて、「佐竹本三十六歌仙絵」と、それを生んだ宮廷文化が放つ、
最高の美の世界をご堪能ください。 

【会 期】 2019年10月12日(土)~ 11月24日(日)
【会 場】 平成知新館

詳しくは、
https://www.kyohaku.go.jp/jp/special/korekara/36kasen_2019.html


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