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京都国立博物館 メールマガジン 第126号 2016年9月5日
配信日時:2022/03/01 14:56
京都国立博物館 メールマガジン 第126号  2016年9月5日

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 開催中の特集陳列 ━━━━

+‥‥ [特集陳列] 生誕300年 与謝蕪村 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

 生誕300年という節目を記念して、画俳両道にわたる与謝蕪村(1716~83)
の魅力をご紹介いたします。
摂津国毛馬村(現在の大阪市都島区)に生まれた蕪村は、20歳前後で江戸へ
出て画俳を学び、俳人・夜半亭宗阿(早野巴人)の門をたたきます。
師の没後は東北地方などを放浪したのち、35歳を過ぎてからようやく京都に
居を定めました。その後も丹後や讃岐へと赴いており、腰を落ち着けたのは
没するまでの15年ほどの間です。
 代表作と呼ばれる絵画作品のほとんどが晩年作であることからも分かる
ように、こと絵画の制作に関して蕪村は晩成の人でした。明・清時代の絵画
にならったいかにも中国風の作品や、当時の狩野派に学んだいささか硬い線
描を見せる作品など、比較的初期の作品に比べると、晩年作との大きな開き
に驚かされます。中国絵画を自己の様式へと見事に消化した山水図、
あるいは俳諧的機知を盛り込んだ親しみやすく洒脱な俳画は、蕪村藝術の
真骨頂を示しているでしょう。
 丹後時代・讃岐時代・晩年作と、多岐にわたる蕪村作品をコンパクト
かつ濃密にお楽しみください。

【会 期】2016年8月23日(火)~10月2日(日)
【会 場】平成知新館 (2F-3・4)

展覧会図録を館内ミュージアムショップにて好評発売中です!

展示作品リストなど詳しくは、
http://www.kyohaku.go.jp/jp/project/2016_buson.html


+‥‥ [特集陳列] 丹後の仏教美術 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

 海と山に囲まれ、明るく澄んだ風光に恵まれた土地――丹後。
京都府北部に位置するこの地域は、日本海を挟んで大陸と近く、都との関係も
密接で、古代より人と文物の交流が盛んでした。そのため、歴史を通じて重要な
寺社が営まれ、豊かな信仰や優れた宗教美術が育まれてきました。
 今回の展示では、京丹後市縁城寺の本尊、千手観音立像(重要文化財・平安時代)
を展示しています。秘仏のため、普段は拝観することができません。
この機会にぜひご観覧ください。
 昨年には京都縦貫自動車道が全線開通し、市街とのアクセスがより便利に
なった丹後の地。これから、ますます多くの方が訪れることでしょう。
この機会に、「海の京都」丹後に秘められた信仰と歴史のおもしろさを、
ぜひ味わっていただきたいと思います。

【会 期】2016年7月26日(火)~9月11日(日)
【会 場】平成知新館 (1F-1・2) *2F-1・2の展示は終了しました。

*展覧会図録は御好評につき完売いたしました。

展示作品リストなど詳しくは、
http://www.kyohaku.go.jp/jp/project/2016_tango.html


━━━━━━━━━━━━━━━━ 土曜講座 ━━━━

毎週土曜日の午後、展覧会や展示作品に関連した講座を行っております。

○9月10日(土)
特集陳列「生誕300年 与謝蕪村」関連講座
「描かれた『奥の細道』―蕪村から小野竹喬まで」
芳賀 徹 氏(静岡県立美術館館長、東京大学名誉教授)

○9月17日(土)
「梵鐘―今日もお寺の鐘がなる」
伊藤 信二(京都国立博物館 企画室長)

○9月24日(土)
「文化財の自然科学的研究と新しい技術」
池田 素子(京都国立博物館 研究員)


【時 間】13:30~15:00
【定 員】200名
【聴講料】無料 (ただし、当日の観覧券等が必要)
【会 場】平成知新館 講堂

講演当日、12時より平成知新館1階グランドロビーにて整理券を配布します。
定員になり次第、整理券配布を終了します。


今後の土曜講座の予定は、ホームページから→
http://www.kyohaku.go.jp/jp/event/sat/


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ シアターのご案内 ━━━


平成知新館 講堂では、館蔵品に関連した高精細映像を、350インチの大画面で
ご覧いただくことができます。


【上映スケジュール】2016年8月1日~10月2日
◆火曜日、木曜日、日曜日 各日3回 13:00~/14:00~/15:00~
「天橋立図の謎 ─雪舟が描いた絶景─」


◆水曜日、金曜日、9月19日 13:00~/14:00~/15:00~
「国宝 釈迦金棺出現図 ─奇跡の瞬間 驚愕と歓喜─」

*毎土曜日は土曜講座開催のため、休映いたします。
*他のイベントの開催日には、休映いたします。ご了承ください。


詳しくは、
http://www.kyohaku.go.jp/jp/event/mov/aug_2016.html


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ イベントのご案内 ━━━


+‥‥‥ 留学生の日 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

当館では、留学生の方々に日本文化への理解を深めていただくため、
「留学生の日」を設けています。
留学生の方は学生証の提示で、平成知新館名品ギャラリーが無料で
ご覧いただけます
茶室「堪庵」では茶道体験もできます。
留学生の方は、この機会にぜひご来館ください。

【日 時】2016年9月9日(金) 9:30~19:30 (閉館は20時)
     *入館の際に学生証をご提示ください。

詳しくは、
http://www.kyohaku.go.jp/jp/oshirase/post_97.html


+‥‥‥ 京都・らくご博物館【秋】 ~錦秋寄席~ Vol.43 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

桂塩鯛さん、桂米左さんなどをお迎えして10月21日(金)開催です。
チケット好評販売中!

【日 時】 2016年10月21日(金) 開場 18:00/開演 18:30
【会 場】 京都国立博物館 平成知新館 講堂
【料 金】 3,100円 (全席指定・特別展覧会団体割引引換券付)
       (キャンパスメンバーズは、2,500円)

チケットのお求めなど詳しくは、
http://www.kyohaku.go.jp/jp/event/rak/


━━━━━━━━━━━━━━━━━ 博物館Dictionary No.192  ━━━

子ども向け解説シート「博物館Dictionary No.192」は、
平成知新館 名品ギャラリー1階-5(金工)でご覧いただける、仏具のお話です。

博物館Dictionary No.192 PDF版→
http://www.kyohaku.go.jp/jp/dictio/pdf/dic_192.pdf



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ お知らせ ━━━

+‥‥ 開館時間延長のお知らせ  ‥‥+

2016年9月1日(木)から10月2日(日)までの金・土曜日は、名品ギャラリーの
観覧時間を午後8時まで延長いたします。
特集陳列開催中ですので、この機会にぜひご来館ください。 

観覧時間:(火~木・日)午前9時30分~午後5時
     (金・土)午前9時30分~午後8時
      *入館は閉館の30分前まで


+‥‥ 名品ギャラリー一時休止のお知らせ  ‥‥+

特別展覧会の展示準備等のため、以下の期間中名品ギャラリーを休止いたします。
その間は庭園・屋外展示のみの開館となりますが、ご理解とご協力を賜ります
ようお願いいたします。

期間:2016年10月4日(火)~10月13日(木)
料金:260円(庭園ガイド冊子付き)*庭園・屋外展示のみご覧いただけます。


+‥‥ 当館公式キャラ「トラりん」の応援をお願いいたします!  ‥‥+

 昨年10月に尾形光琳筆「竹虎図」をモチーフに誕生しました京都国立博物館
公式キャラクター「トラりん」が、『ゆるキャラグランプリ2016』及び
『ミュージアム キャラクター アワード2016』に初エントリーしております。
1日1回投票が可能です。皆さまの応援をぜひよろしくお願いいたします。

詳しくは、
http://www.kyohaku.go.jp/jp/oshirase/post_yurugp.html



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ これからの展覧会 ━━━

+‥‥ 2016年度 年間スケジュール  ‥‥+
http://www.kyohaku.go.jp/jp/img/kankou/schedule2016_0307.pdf


+‥‥ [特別展覧会] 没後150年 坂本龍馬 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

坂本龍馬は19世紀半ば、幕末に活動した志士です。天保6年(1835)に土佐で
生まれ、慶応3年(1867)に京都で亡くなりました。
龍馬は現在の日本で最も人気のある歴史上の人物のひとりとされています。
残された龍馬の手紙からは彼の自由奔放な生き様や家族への愛情が伝わって
きます。その龍馬が亡くなっておよそ150年、近年発見された新資料を通じて
龍馬のイメージを再構築し、幕末という時代に迫ります。

【会 期】2016年10月15日(土)~11月27日(日)
【会 場】平成知新館 (1F・2F)

詳しくは
http://www.kyohaku.go.jp/jp/special/index.html


+‥‥ [特集陳列] 生誕300年 伊藤若冲 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

18世紀の京都で活躍した伊藤若冲(1716~1800)は花鳥画を多く描いた人で、
とりわけ鶏はその代名詞ともいえる得意画題でした。
しかし、若冲は少ないながら人物画も手がけており、精細な描写から力強く
大胆な筆墨まで表現の幅も多様です。生誕300年を迎え各地で大規模展が
開催されますが、本展ではそこで展示されない作品を中心に若冲の魅力を
ご紹介します。

【会 期】2016年12月13日(火)~ 2017年1月15日(日)
【会 場】平成知新館 (2F-3~5)

詳しくは、
http://www.kyohaku.go.jp/jp/project/2016_jakuchu.html


+‥‥ [新春特集陳列] とりづくし─干支を愛でる─ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

平成29年(2017)の干支である酉(とり)にちなんで、鶏や鳥にちなんだ
美術作品を特集します。夜明けを知らせる鶏は古くより「陽鳥」として尊ばれて
きました。また、多種多様な鳥類の美しい姿は東洋美術の主要な画題として発展し、
花鳥画という一大ジャンルを形成します。開館120年を迎える京都国立博物館の
さらなる飛翔に向けて、鳥たちの羽ばたく華麗な世界をお楽しみください。

【会 期】2016年12月13日(火)~ 2017年1月15日(日)
【会 場】平成知新館 (2F-1・2)

詳しくは、
http://www.kyohaku.go.jp/jp/project/2016_toridukushi.html


+‥‥ [特集陳列] 皇室の御寺(みてら) 泉涌寺 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

京都の東山に壮大な伽藍をかまえる泉涌寺は、いまから800年ほどまえ、
俊芿(しゅんじょう、1166~1227)により開創されました。寺名の由来は、
境内の一角から清水が涌き出たことによるといいます。朝野の崇敬をうける
なかでも、「御寺」の名が示すように、とりわけ皇室とのつながりが深いこと
で知られています。この展示では、書跡・絵画・彫刻・工芸品など、
さまざまな作品を通じ、泉涌寺の育んだ長い歴史を紹介いたします。

【会 期】2016年12月13日(火)~ 2017年2月5日(日)
【会 場】平成知新館 (1F-2・3・5)

詳しくは、
http://www.kyohaku.go.jp/jp/project/2016_mitera.html


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