京都国立博物館 メールマガジン 第125号 2016年8月4日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 開催中の特集陳列 ━━━━
+‥‥ [特集陳列] 丹後の仏教美術 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
海と山に囲まれ、明るく澄んだ風光に恵まれた土地――丹後。
京都府北部に位置するこの地域は、日本海を挟んで大陸と近く、都との関係も
密接で、古代より人と文物の交流が盛んでした。そのため、歴史を通じて重要な
寺社が営まれ、豊かな信仰や優れた宗教美術が育まれてきました。
今回の展示では、丹後地域の寺社に伝来した貴重な絵画や工芸品、
彫刻を特集します。とくに注目は、京丹後市縁城寺の本尊、
千手観音立像(重要文化財・平安時代)です。秘仏のため、普段は拝観する
ことができません。この機会にぜひご観覧ください。その他にも、重要文化財
を含む多くの古像や、仏画、絵巻物などを一堂に集めます。
昨年には京都縦貫自動車道が全線開通し、市街とのアクセスがより便利に
なった丹後の地。これから、ますます多くの方が訪れることでしょう。
この機会に、「海の京都」丹後に秘められた信仰と歴史のおもしろさを、
ぜひ味わっていただきたいと思います。
【会 期】2016年7月26日(火)~9月11日(日)
【会 場】平成知新館 (1F-1・2、2F-1・2) ※2F展示室は8月28日(日)まで
◆◇ 注目の作品 ◆◇
◇重要文化財 千手観音立像 京丹後市・縁城寺
通常は拝観できない秘仏です。どうぞお見逃しなく!!
展覧会図録を館内ミュージアムショップにて好評発売中です!
展示作品リストなど詳しくは、
http://www.kyohaku.go.jp/jp/project/2016_tango.html
━━━━━━━━━━━━━━━━ 特集陳列関連 土曜講座 ━━━━
特集陳列「丹後の仏教美術」 関連土曜講座を
開催いたします。
○8月6日(土)
「丹後の寺社縁起」
小山 元孝 氏 (京丹後市役所商工観光部 主任)
○8月20日(土)
「中世丹後の人と絵画―大陸の風、みやこの風―」
井並 林太郎 (京都国立博物館 研究員)
○8月27日(土)
「丹後のみほとけたち」
淺湫 毅 (京都国立博物館 連携協力室長)
【時 間】13:30~15:00
【定 員】200名
【聴講料】無料 (ただし、当日の観覧券等が必要)
【会 場】平成知新館 講堂
講演当日、12時より平成知新館1階グランドロビーにて整理券を配布します。
定員になり次第、整理券配布を終了します。
今後の土曜講座の予定は、ホームページから→
http://www.kyohaku.go.jp/jp/event/sat/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ シアターのご案内 ━━━
平成知新館 講堂では、館蔵品に関連した高精細映像を、350インチの大画面で
ご覧いただくことができます。
【上映スケジュール】2016年8月1日~10月2日
◆火曜日、木曜日、日曜日、8月13日 各日3回 13:00~/14:00~/15:00~
「天橋立図の謎 ─雪舟が描いた絶景─」
◆水曜日、金曜日、9月19日 13:00~/14:00~/15:00~
「国宝 釈迦金棺出現図 ─奇跡の瞬間 驚愕と歓喜─」
*8月13日(土)を除く毎土曜日は土曜講座開催のため、休映いたします。
*他のイベントの開催日には、休映いたします。ご了承ください。
詳しくは、
http://www.kyohaku.go.jp/jp/event/mov/aug_2016.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ イベントのご案内 ━━━
+‥‥‥ 京都・らくご博物館【夏】 ~納涼寄席~ Vol.42 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
桂米團治さん、桂米輔さんなどをお迎えして8月5日(金)開催です。
チケット好評販売中!
【日 時】 2016年8月5日(金) 開場 18:00/開演 18:30
【会 場】 京都国立博物館 平成知新館 講堂
【料 金】 3,100円 (全席指定・平成知新館名品ギャラリー観覧券付)
(キャンパスメンバーズは、2,500円)
チケットのお求めなど詳しくは、
http://www.kyohaku.go.jp/jp/event/rak/
+‥‥‥ 留学生の日 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
当館では、留学生の方々に日本文化への理解を深めていただくため、
「留学生の日」を設けています。
留学生の方は学生証の提示で、平成知新館名品ギャラリーが無料で
ご覧いただけます
茶室「堪庵」では茶道体験もできます。
留学生の方は、この機会にぜひご来館ください。
【日 時】2016年9月9日(金) 9:30~16:30 (閉館は17時)
*入館の際に学生証をご提示ください。
詳しくは、
http://www.kyohaku.go.jp/jp/oshirase/post_97.html
━━━━━━━━━━━━━ 博物館Dictionary No.191 ━━━
子ども向け解説シート「博物館Dictionary No.191」は、
平成知新館 名品ギャラリー1階でご覧いただける、「黒漆楼閣人物文螺鈿食籠」
のお話です。
(*この作品は、8月23日までの展示です)
博物館Dictionary No.191 PDF版→
http://www.kyohaku.go.jp/jp/dictio/pdf/dic_191.pdf
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ これからの展覧会 ━━━
+‥‥ 2016年度 年間スケジュール ‥‥+
http://www.kyohaku.go.jp/jp/img/kankou/schedule2016_0307.pdf
+‥‥ [特集陳列] 生誕300年 与謝蕪村 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
画俳両道に才を発揮した与謝蕪村ですが、こと絵画の制作に関しては晩成の人
でした。明・清時代の絵画にならったいかにも中国風の作品や、
当時の狩野派に学んだいささか硬い線描を見せる作品など、比較的初期の
作品に比べると、晩年作との違いに驚かされます。
柔らかな筆触と淡彩を特色とする山水図、あるいは親しみやすく洒脱な俳画は、
蕪村藝術の真骨頂を示しているでしょう。
時代によって大きな変化を見せる蕪村作品の、それぞれの魅力をお楽しみください。
【会 期】2016年8月23日(火)~10月2日(日)
【会 場】平成知新館 (2F-3・4)
詳しくは、
http://www.kyohaku.go.jp/jp/project/2016_buson.html
+‥‥ [特別展覧会] 没後150年 坂本龍馬 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
坂本龍馬は19世紀半ば、幕末に活動した志士です。天保6年(1835)に土佐で
生まれ、慶応3年(1867)に京都で亡くなりました。
龍馬は現在の日本で最も人気のある歴史上の人物のひとりとされています。
残された龍馬の手紙からは彼の自由奔放な生き様や家族への愛情が伝わって
きます。その龍馬が亡くなっておよそ150年、近年発見された新資料を通じて
龍馬のイメージを再構築し、幕末という時代に迫ります。
【会 期】2016年10月15日(土)~11月27日(日)
【会 場】平成知新館 (1F・2F)
詳しくは
http://www.kyohaku.go.jp/jp/special/index.html
+‥‥ [特集陳列] 生誕300年 伊藤若冲 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
18世紀の京都で活躍した伊藤若冲(1716~1800)は花鳥画を多く描いた人で、
とりわけ鶏はその代名詞ともいえる得意画題でした。
しかし、若冲は少ないながら人物画も手がけており、精細な描写から力強く
大胆な筆墨まで表現の幅も多様です。生誕300年を迎え各地で大規模展が
開催されますが、本展ではそこで展示されない作品を中心に若冲の魅力を
ご紹介します。
【会 期】2016年12月13日(火)~ 2017年1月15日(日)
【会 場】平成知新館 (2F-3~5)
詳しくは、
http://www.kyohaku.go.jp/jp/project/2016_jakuchu.html
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